木は鉄やコンクリートより軟弱なイメージがあるらしい。
弱いというよりかやわらかいってカンジなんだけどな。
どちらにしても火事とか地震とかは不安。
木材はある程度の厚みがあれば表面が焦げて炭になって火事になっても全焼することはそう多くないんだって。
なんでも内部を保護して燃えにくくするからとか。
それに重さあたりの強度で比較すると鉄より、コンクリートより、木が一番強い。
そして軽くて、柔軟性に富む。
重いほど揺れの大きい地震に対して木は被害を受けにくい強い素材なんだね。
火事にも地震にも強い。
見た目はイメージとは違う木の強さはなんだかとっても魅力的なのだ。

裸足で歩いてみるとわかるけど、木の床ってヒヤッとしない。
それって熱の伝わりが低い木材は、体が触れても体温が奪われにくいから…らしい。
あったかいっていいよね。ほっとする。
あったかいといえば地球温暖化。
こっちは”ほっ”とはできない深刻な問題。
森の木々がおこなう二酸化炭素を吸収し、酸素を供給するというリサイクルも、
手つかずの荒れた森では役目を果たせない。木を使い、緑を育てる…。
エアコンやヒーターで地球ごと温かくするのとは全然違う。
私たちが木に温めてもらうことは、ゴミの分別と同じくらい、ちゃんとエコロジーなんだ。
だからきっと、ほっとするんだよ。

木の香りって品がある。山で感じる緑の香りは爽快。
森林浴はホント最高に気持ちがいい！
なんでも木の放つ匂いの中にはフィトンチットという成分が含まれていて、
殺菌や消臭効果が認められているんだとか。
加えて、リラックス、疲労感や疲れ目の解消にも効果を発揮するらしい。
どおりで気分がいいわけだ。
山に行く時間はそうそうないけど、木の家に住むと毎日が森林浴。
リラックスできて、気が休まる我が家っていい。香しい家かぁ。
大きく息を吸って空気の美味しさを感じてみよう。

紫外線の量が増加している。
外出時には防止にUVクリームと一苦労なんですよ。
この紫外線が室内にまで侵入しているらしい。
明るい日差しの差し込む家、理想的だけど、紫外線のおまけつきなんて…。
窓から入った光は壁や床に当たって反射している。
この光に対して木材は有害な紫外線の反射を抑えてくれるという優れものだって。
内装材に木を使えば、たくさんの光が差し込んでも紫外線から守ってくれる。
調温作用も発揮して温度が高くなれば湿気を吸収。
乾燥したら吐き出して季節を問わず快適生活。なんだか細やかな心遣いだな。
そんな木には優れている…という言葉より、優しいって方があってる。

花粉の季節って鼻がムズムズ、目はかゆかゆ。
それだけで憂鬱なのに、加えてシックハウスなんていったら、くしゃみで倒れそうですよ。
人が笑顔でいるためには、健康だったり、心のゆとりや安心ってやっぱりとても大事なこと。
木は自然素材。どんどん人を元気にしてくれる。
化学調味料のいっぱい入った食べ物ってなんか怖い。
家だって、いろんなもので塗り固められたものより、自然な方がずっと優しい。
木の家にはいいことがいっぱいなんだ。
そういう家って、やっぱり自然と人が集まって、笑いが溢れるよね。
いいこといっぱいの家は楽しいことがいっぱいなんだ。